福岡県北九州市八幡東区にある、官営八幡製鐵所は、日清戦争に勝利し鉄鋼需要が膨張
していく中で、伊藤博文総理大臣のもと明治34年(1901年)に建設された官営の
製鐵所です。アジアで初めて成功した本格的な鉄鋼一貫製鐵所となりました。そして日
本経済の礎を築いていきました。現在は景観重要建造物として、文化財に指定されてい
ます。また平成27年7月5日に世界遺産登録が決定した「明治日本の産業革命遺産 製
鉄・製銅、造船、石炭産業」のなかで八幡製鐵所は構成資産となっています。
建物は日本製鉄八幡製鉄所内にあり、近くには行けません。少し離れたところに北九州
市が展望スペースを設置しました。
真ん中の赤いレンガ造の建物は旧事務所です。
教科書で見るような、煙突があって、パイプなどがたくさんある建物はここからでは見
えません。それに周りは雑草がたくさん生えており、見えにくくなっています。
景観は少し残念ですが、お客が少ないせいかスタッフの方は、親切に対応していただけ
ました。展望スぺースには屋根付きの休憩所があり、ここからも見ることができます。
さらにミストが出る扇風機も設置してありました。ボランティアによる無料の解説もあ
りました。また歴史や解説が書かれているパネルもたくさんありました。
屋根があっても、暑くて、たまりませんでした。日傘などを持ってくるといいと思います。
・展望スペースの詳細・
開場時間 9時30分~17時まで(入場は16時30分まで)
閉場日 毎週月曜日(月曜日が祝日・休日の場合はその翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
入場料 無料
駐車場 無料駐車場約100台分
アクセス 車 北九州都市高速道路 枝光出口から約2分
教科書で見たあの八幡製鐵所は見えなくてがっかりするけど、ガイドの解説を聞いて、
八幡製鐵所の事をもう一度学んでみてはいかがですか?