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長崎港午前8時5分発
両岸に建物がずらっと並ぶ長崎市内と
造船所を横目に大海原に繰り出します。
だんだん陸地から離れて見えなくなりました。
時折、長崎行のフェリーやジェットフォイルと
すれ違います。久し振りの何もない
海の中を進みます。
船内は靴を脱いでくつろげる
カーペット敷きの大部屋があり、横になって
くつろげます。
もちろん船外デッキもあります。
長崎港から3時間10分で福江港に到着です。
五島列島最大の島で五島の政治、経済、観光、文化の中心で
綺麗な自然と荘厳な教会があります。
まずはバイクをレンタルして島を周ります。
禁教令解除後の五島における最初の
教会で五島最古の洋風建造物「堂崎教会」や
日本一の美しさを誇る高浜海水浴場を
巡り、五島牛のステーキや新鮮な海鮮料理を
頂き福江島を五感で体感します。
翌日、朝食を食べて次は博多へ向かいます。
「フェリー太古」です。
福江港午前10時10分発
船は福江島を後にし、
五島列島の島のいくつかに停泊し
博多港を目指します。
平戸島沿いの航路を進みます。
海が透き通る美しい景色を眺めながら進みます。
船内には全面展望が楽しめる部屋やベットを備え付けた
部屋など横になってくつろげる部屋もあり、
7時間40分の船旅も飽き知らずです。
空がだんだん暗くなり街明かりが灯る頃
博多港に到着です。
博多港午後5時50分着
今日は福岡市内で一泊します。
日本海を回り、北海道方面に向かう航路は
なので、瀬戸内海を通り、大阪を経由して
舞鶴へ抜けるルートを進みたいと思います。
まずは大阪へ向かいます。
福岡県から大阪まで船で行く場合
門司港から船が出ています。
現在日本海側の福岡市にいる私が
門司港に行くには福岡県を横断する必要がありますが、
なるべく船で行きたいので、このルートは避けて
釜山港から大阪港行の船に乗り換え
大阪を目指します。
日本1周ですが、少し海外を経由します。
博多港午後12時30分発フェリーかめりあ
釜山行
博多港では出国審査を受けて船に乗り込みます。
博多港を出てすぐは、沿岸沿いにあるpaypayドームや
福岡タワーなど福岡市を代表する景色を海の上から眺め、
着陸態勢をとった飛行機がひっきりなしに
通っていく空を見上げながら、船は進みます。
対馬海峡が流れ込み、美味しいお魚天国ですが、
冬になると季節風の影響で海が荒れます。
進行方向の左には壱岐島が見えます。
壱岐島が見えなくなった頃、
縦長の対馬の横を通り過ぎます。
この2つの島はどちらも
長崎県の島です。
福岡県の方が近いのですが、
江戸時代に2つの島を管理していた
長崎県の離島となりました。
対馬から韓国までは約50キロの距離にあり
対馬から釜山の花火大会が見える程
だそうです。
対馬を過ぎ、西の海に沈む夕日が眺めながら
韓国・釜山に到着です。
今日は韓国に1泊し、明日
フェリーに乗り大阪へ向かいます。
せっかく韓国まで来たので
今夜は韓国料理を沢山食べようと思います。
釜山名産フグのスープ「ポックッ」などを
焼酎やマッコリと一緒に頂きます。
綺麗な夜景を見ながらほろ酔いで釜山を
歩いていると釜山市民になったかの様な気分で
楽しめます。とてもいい滞在になりました。
明日にはもう釜山を離れてしまうと思うと
寂しくなります。
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