続き
までやって来ました。
ここから北海道まで船に乗り
日本海を北上します。
日付が変わる10分前。
23時50分に船は錨を上げます。
7月18日23時50分舞鶴港発小樽行
日本海を北上し、明日の夜に
北海道小樽に到着します。
夜発夜着の運航時刻は、
トラックごと船に載せて
運ぶモーダルシフトを
意識しての事かと思います。
舞鶴小樽航路には長距離航路として
日本で一番早く、大きい船舶
運航されています。
船内は豪華客船のように吹き抜けの
エントランスや大浴場、サウナ、
レストランが2つとカフェがあり、
トラック運転手だけでなく、
観光客も意識した船内になっています。
今日はもう遅いので
お風呂に入って眠ります。
翌日も海は穏やかでした。
冬になると日本海は荒れるので船も
揺れますが、夏は冬ほど揺れません。
今日は1日船の中です。
朝食を食べた後、デッキに出て
陸の方を眺めます。おそらく山形県か
秋田県あたりでしょうか。
昼食を食べてお腹がいっぱいになったので、
部屋で昼寝します。
夕方頃起きて夕日を眺めた後、
夕食を食べに行きます。船での最後の食事は
奮発して豪華な料理が食べられる
「グリル」へ行きたいと思います。
北海道産の食材を使ったフランス料理で、
北海道産のワインと一緒にコース料理形式で
頂きます。コースは2種類あり
メインを肉か魚から選ぶものと両方選ぶ
ものがあります。
私は両方食べるコースにします。
食事を済ませ、下船の用意を済ませた頃
小樽港に到着します。
7月19日20時45分小樽港着
港からは小樽駅まで連絡バスで向かい
列車で札幌に行きます。
明日は札幌からスタートです。
翌日。今日は日本1周の最終日。
旅のゴールでスタートでもある、
宗谷岬に向かいます。
札幌から稚内までは
直通の列車がありますが、
一度乗っているので
今回はバスで稚内まで向かいます。
7月20日7時40分発大通りバスセンター発
フェリーターミナル行
バスは札幌の中心地の大通りから
出発します。市内を走り高速道路
にのります。
バスは深川ジャンクションで
進路を北西にとり留萌へ向かいます。
この先には高速道路がないので国道232号線
を北上します。この道は
別名「日本海オロロンライン」と
呼ばれていて、海ギリギリのところを
走り、焼尻島などが見える
ドライブに最適なルートです。
進行方向の左側に日本海が
見えてとてものんびりした
気分になれます。
バスの揺れと朝が早い事もあってか
いつのまにか眠りについていました。
途中の天塩町で海を離れて内陸に向かい、
稚内を目指します。
札幌を出発して5時間40分
稚内駅手前のバス停
「潮見5丁目」でバスを乗り換えます。
13時20分潮見5丁目着
宗谷岬方面に向かう
路線バスに乗り換えます。
13時31分発中頓別町行
海沿いを走る事40分。
14時10分宗谷岬着
旅のゴール宗谷岬に到着です。
6月22日に宗谷岬を出て約1ヶ月後の
7月20日に戻ってきました。
燃料費の高騰や乗客の減少などの理由で
昔に比べると航路が少なくなっており
船だけで日本1周は出来ませんでしたが、
環境にやさしく、一度に大量に輸送できる
船が見直されて、今後国内航路が増えて
いつか船だけを乗り継いで、日本1周
出来る日が来たらいいなと思いました。
これは妄想旅です。いつか必ず
同じルートで日本1周したいです。
最後まで読んで下さり
ありがとうございました。
おわり