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なるべく船を使って日本一周の妄想③

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続き

 

 

北海道苫小牧港までやって来ました。

 

 

ここまで陸路ばかりでしたが、いよいよ

 

 

船旅のスタートです。

 

 

今回苫小牧港からは八戸港

 

 

茨城県大洗港など

 

 

様々な方面に定期船が運航されています。

 

 

苫小牧港から乗るのは

 

 

19時発仙台経由名古屋行

 

 

太平洋フェリーです。

 

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苫小牧港から仙台港までは

 

 

毎日運航されています。

 

 

仙台港から名古屋港までは隔日運航です。

 

 

名古屋港到着は2日後の午前10時30分です。

 

 

39時間30分の長い船旅になります。

 

 

出発は夜なので外の景色は

 

 

町明かりしか見えません。

 

 

もし、月が出ていれば月明かりに照らされた

 

 

美しい海が見えるかもしれません。

 

 

船に乗り込み、きびきびと動く

 

 

作業員に見とれていると、船は

 

 

あっという間に岸から離れて

 

 

いきました。

 

 

自分の部屋に荷物を置いて

 

 

レストランに行きます。

 

 

夜ご飯の時間です。

 

 

船内にはバイキング方式

 

 

のレストランがあります。

 

 

好きなものを好きなだけ食べます。

 

 

とりあえず、全部少しずつ取って

 

 

美味しいものはおかわりします。

 

 

食事の後は「シアターラウンジ」で

 

 

ショーを楽しみます。毎夜20時から

 

 

楽器演奏や映画などの

 

 

ショーが行われています。

 

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優雅な時間を過ごした後は、展望大浴場で

 

 

汗を流します。窓が付いていますが、

 

 

外は真っ暗です。しかしこの暗闇を

 

 

見ていると、永遠に続く広い

 

 

空間を見ているような気持ち

 

 

になり開放感を感じます。

 

 

夜の海という怖さを感じる場所で、

 

 

大きな頼りがいのある船

 

 

という安心感に包まれる、

 

 

そんな不思議な空間で眠りに就きます。

 

 

翌日、少し遅く起きて

 

 

朝ご飯を食べに行きます。

 

 

ご飯を食べ終えて、デッキに出てきました。

 

 

船はちょうど三陸沖を航行中です。

 

 

また、遠いですがきれいなリアス式海岸

 

 

を見る事が出来ます。

 

 

そうこうしてるうちに

 

 

右に大きく舵が取られ、

 

 

仙台港へ入港しました。

 

 

港に着くと船の先端が

 

 

トラック1台半分ほど開き、

 

 

トラックや自動車を出し入れします。

 

 

この船が客船ではなく

 

 

貨物と人を運ぶ貨客船で、

 

 

大事なインフラなんだと感じられます。

 

 

仙台では途中下船が出来ますが、

 

 

乗り降りは決められた時間内で

 

 

しかできません。

 

 

自由時間は約2時間半ほどです。

 

 

港の近くには水族館や

 

 

アウトレットがあります。

 

 

港からタクシーで5分の所に

 

 

牛タンのお店があるので食べに行きます。

 

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バスや電車を乗り継いで仙台駅や松島にも

 

 

行く事が出来ますが、船の出時間に

 

 

間に合わなくなります。

 

 

牛タンを食べてゆっくり歩いて

 

 

港まで来ました。

 

 

ちょうど乗船時間になりました。

 

 

12時50分船は名古屋に向けて出発しました。

 

 

今回は客室から海が見たかったので

 

 

海が見える一番安い

 

 

1等和洋室を使用しています。

 

 

ベットが2台と窓際はカーペット敷きに

 

 

なっています。さらにシャワーとトイレも

 

 

付いています。

 

 

福島沖を航行中に仙台行きの太平洋フェリー

 

 

とすれ違います。お互いに汽笛を交換し

 

 

乗客は手を振って見送ります。

 

 

茨城県沖で太陽が沈みました。

 

 

太平洋を夕日が美しく染めていきました。

 

 

どこまでも続く海がだんだん暗くなり

 

 

星が1つ2つと姿を現しました。

 

 

夜ご飯の時間です。

 

 

2回目の夕食です。

 

 

食後はデッキに出て、

 

 

180度に広がる星空を鑑賞します。

 

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陸地からは遠く明かりも少ない

 

 

船上なのできれいに星を見る事が出来ます。

 

 

たまにですが、流れ星も見る事が出来ます。

 

 

星を見た後は軽食と飲み物を楽しめる

 

 

「スタンド」に行きます。

 

 

ジュ―スと軽食を楽しみ

 

 

ゆっくり過ごします。

 

 

お腹も心もいっぱいになり、

 

 

眠りに就きます。

 

 

翌朝、目が覚めると伊勢湾の入り口

 

 

愛知県渥美半島付近を航行していました。

 

 

レストランに朝食を食べに行きます。

 

 

この船で最後の食事です。

 

 

船の両側に日本一の工業地域の

 

 

中京工業団地が見えます。

 

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陸地にはたくさん工場があり

 

 

海では大小様々な貨物船とすれ違います。

 

 

特に目に留まるのは

 

 

大きな箱の様な形をしている

 

 

自動車運搬船です。

 

 

伊勢湾では自動車運搬船

 

 

多く運航されていて

 

 

自動車産業が盛んなのがよく分かります。

 

 

中部国際空港を過ぎると徐々に陸地が

 

 

近づいてきます。

 

 

右側には製鉄所、左側には

 

 

自動車置き場があり

 

 

中京工業団地の心臓部の様な景色です。

 

 

大きな橋を通過するとすぐに

 

 

船は着岸しました。

 

 

10時30分名古屋港に到着です。

 

 

船の先端が開き、自動車がどんどん

 

 

吐き出されていきます。

 

 

人間もそれに続き下船します。

 

 

人間は人間用の出口を使います。

 

 

港からはバスと電車を乗り継ぎ

 

 

名古屋駅近くの

 

 

「名古屋プリンスホテルスカイタワー」

 

 

に宿泊します。

 

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ビルの上層部にホテルが入っており、

 

 

名古屋駅と駅を発着する列車、車両基地

 

 

を出入りする列車、さらに名古屋市内と

 

 

濃尾平野、遠くに御嶽山など日本アルプス

 

 

山々まで望む事が出来ます。

 

 

夜は夜景が美しいホテルです。

 

 

客室は天井から床まである

 

 

大きな窓が特徴的で、

 

 

客室から名古屋の夜景を

 

 

独り占めできます。

 

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レストランではビュッフェ方式の

 

 

地中海料理を楽します。

 

 

今日は人工の街の明かりの中

 

 

眠ります。

 

 

続く