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インド最終日、いよいよ出国します。
ホテルで朝食を頂きました。やっぱりカレーがありましたねー
今日はデリーを21時45分発に出発するシンガポール航空SQ403便でシンガポールに行
きます。それまでは時間があるので、クドゥブ・ミナールに行きました。今日は1人で
行動します。クドゥブ・ミナールまでは地下鉄イエローラインのラジブチョーク駅から
約20分のクドゥブ・ミナール駅で降り、オートリクシャーで10分です。
ラジブチョーク駅はコンノート・プレースの地下にある駅です。
地下鉄や地下道は綺麗に掃除されていました。日本の地下鉄くらいの明るさでした。
チケット売り場に行くにはセキュリティーチェックを受けます。
改札に入ると、たくさんの人と次々に来る電車に驚きました。
車両も新しくきれいでした。車内も危ない感じはありませんでした。
外のごちゃごちゃと比べるとしっかり規律が守られて落ち着いていました。
電車の側面には車両の両数が書かれています。
英語のアナウンスと、今どの駅にいるのか示している路線図があり、とても分かりやす
かったです。駅の電光表示版には、次の電車は何両編成か、何分後に来るのか、が表示
されます。
クドゥブ・ミナール駅の数駅手前から外に出て高架を走ります。
駅に着いたらオートリクシャーのドライバーがたくさんいます。
50ルピーでクドゥブ・ミナールまで行きます。
チケットは500ルピーで外国人専用チケットカウンターがあります。
丸いトークンをもらい、入り口でタッチをして出口で回収です。
入口は、男性・女性・外国人に分かれていました。
中に入ると静かで落ち着いています。どこからも大きなクドゥブ・ミナールが見えま
す。現地で見るとほんとに大きいです。
こちらは、ハルジー朝の王様アラウッディーンが、クドゥブ・ミナールの2倍の高さの
塔を建てようと1312年に着工したが、途中で暗殺され、完成することなく現在までこの
まま残っている(アラーイーの塔)です。太さは2倍くらいあるので、もし建っていた
ら、大迫力の塔になっていたと思います。
この塔の脇に芝生の広場がありましたが、そこに野生のリスがいました。インドで野生
のリスはよく見かけます。
クドゥブ・ミナールの脇には破壊された建物があります。アイバクが1188年に建設した
インド最古のモスク(クワットゥル・イスラーム・マスジット)です。
インディージョーンズみたいな世界です。
パッカーンと壊れた門もあり、映えまくりです。
クワットゥル・イスラーム・マスジットは、いたるところに彫刻の跡が残っています。
これは破壊されたヒンドゥー寺院の石材を転用しているためで、かつては漆喰で塗り固
められていましたが、今ではそれが剥がれ落ちて現れているからです。
彫刻はびっちりとこまかく彫られています。見事です。
また中庭に、高さ7メートルの鉄塔があります。これは3~4世紀のグプタ朝時代に造ら
れたものです。
鉄の純度は100%近く、いまだに錆びないと、言われていますが、、、、
錆びていませんか?
クドゥブ・ミナールの中は入れませんが近くまで行けます。こちらにも彫刻がありまし
た。マッチョの腕のタトゥーみたいです。
近くで見ると、ほんとにでかいです。すごい。
クドゥブ・ミナールの南にドームを載せた四角い建物があります。
(アラーイ―・ダルワーザー)です。
1310年に建てられたもので、かつては正門として使われていました。
柱には大理石の彫刻があり、これでもかと言わんばかりの使用率です。インドは大理石
があちこちにありました。
大理石を見ても初めほど驚かなくなりましたが、やはり綺麗です。
こんな細かいことをごちゃごちゃのインドで出来るなんて、ほんとに脱帽の日々です。
クドゥブ・ミナールでも、インド人観光客が沢山いました。そして写真撮影と大音量の
ビデオ通話に興じておられました。
非常に落ち着いて観光ができました。やはり警備員や係の方は優しかったです。
クドゥブ・ミナール駅は高架駅で新しく綺麗ですが、外はうっそうとした林と何かの廃
材がありました。こういのがインドっぽいです。荷物を取りに一度ホテルに戻ります。
ロビーで休んでエアポートメトロのニューデリー駅に向かいました。
歩いて20分くらい掛かりました。どこの道も車が沢山います。
途中高架下を通りましたが、鼻に何かが入ってくる感じがしました、きっと排気ガスだ
と思います。大渋滞でしたから。
しばらく歩き、道にごみが目立つようになり、道沿いに捨ててあったビデオデッキのよ
うなものを蹴ってしまいました。そしたら野良犬が付いてきました。すぐにどこかに行
きましたが怖かったです。
鉄道のニューデリー駅に到着しました、駅前のロータリーが広い!車とオートリクシャ
ーが沢山いました。エアポートメトロはニューデリー駅の地下なので入り口を探してい
ると、道を挟んだ反対側の建物にメトロのマークを見つけました。
しかし目の前には大渋滞の道があり横断歩道がありません。インド最後の難関です。
他の人に習い、くねくねと抜けていき無事にクリアしました!!
セキュリティーチェックを受けて地下に降ります。
エアポートメトロは2人掛けのクロスシートでした。ほとんど高架だったので眺めがよ
かったです。また乗客も少なく静かで、揺れも少なく快適でした。
初日から乗っておけばよかったです。
チェックインをして、制限エリアに入りました。
空港の制限エリアのマクドナルドでご飯を食べました。
インドのハンバーガーにはソイミートが使われています。マハラジャマックです。
今回はセットを注文しました。飲み物にはふたが付いていませんでした。
こちらがマハラジャマックです。野菜が大量に入っています。
中を見てみると、ソイミートは揚げてありました。ケチャップを付けて食べます。
味はピリ辛で美味しかったです。日本で発売しても売れそうです。
見た目はフィレオフィッシュなど、揚げてあるハンバーガーに似ています。
食感も似ています。コーラの炭酸がだいぶ抜けていましたがそれ以外はポテトもすべて
美味しかったです。
今回乗るシンガポール航空403便はA380で運行されました。
A380は約500人乗せることができますが、搭乗ゲート付近ではそんなに人はいなかった
です。今回は飛行機の真ん中の席を指定しました。翼の真ん中にあたる座席だったので
景色は少ししか見えませんでした。機内に入ると私の周りの席はすべて埋まっていまし
た。機内後方の混雑率は分かりませんが、きっと空いていたと思います。離陸してすぐ
に機内食が配られました。インド人が多く乗っているので宗教に配慮した特別食を頼ん
でいる方が多く居ました。その方々から配られるので私の席に配られるのは時間が掛か
りました。
チキンを頼みましたが、やはり牛はありませんでした。しっかり配慮されていました。
座席は意外と古いものでした。しかし超大型機なので窓と座席の間に空間があり、この
空間に助けられました。
朝6時にシンガポールチャンギ空港に到着しました。1時間程しか眠れませんでした。
疲れました。チャンギ空港では至る所でカメラを使って体温の検査をしていました。
空港に鯉が泳ぐ庭園がありました。
春休みインド旅⑧~清潔・金持ち・シンガポール、トランジット26時間前編~
に続きます。
この後入国をしましたが、ゲートには誰もいません。ほとんどの人が乗り継ぎをするよ
うでした。私は乗り継ぎまで26時間あり空港で寝ました。入国カードの滞在日数の所に
2日と書きましたが、正しくは1日と書かなけれないけません。入国審査官の方が教えて
くれました。そして温帯夏雨気候のデリーから熱帯性モンスーン気候のシンガポールへ
やってきました。
続く⇩