続き
バンディーナをスタートして約３時間で
ワッタモラフォールズに到着しました。
ここでランチを済ませて出発です。
しばらく崖沿いを歩きます、
ここから見る海は特にきれいで
青く透き通っています。
また、途中の歩道上でこんなトカゲが
日向ぼっこをしていました。
さらに進むと一本の滝が見えてきます。
森の中から流れてきた川が
滝になり海に注がれています。
私が歩いている歩道と同じ高さから
滝は流れています。
滝の近くまで行くことができ、
水しぶきが風に乗って
歩道までやってきます。
滝を通り過ぎると背の低い木と
花がたくさん咲いている場所に出ます。
ちょうど花が咲き始めた頃だったので
カラフルな花を見ることができました。
左にはどこまでも続く広く青い海が見え
私の周りはお花畑。
まるで天国のような景色です。
途中で後ろを振り返って見てもきれいです。
しかしこの場所はほとんど急な坂に
なっているので疲れます。
この場所を進むといきなり崖が現れます。
高さは崖下まで100メートルくらい
ありそうです。
崖を降りた先には
広く綺麗なビーチがあります。
このビーチにも人が歩いた跡はありません。
崖をジグザグに掘って作られた階段を使い
ビーチに向かいます。下る方は楽ですが
上る方は急な階段なので
かなり疲れると思います。
下から見てこの高さを
降りてきたのが信じられません。
到着したのはガリービーチです。
周りを高い崖に囲まれた
ビーチで、広い駐車場と
トイレ売店などもあり便利なビーチです。
ただし海水浴のシーズン中しか
売店は開いていないし、
ライフセーバーも居ないので
海で泳げないからか
車は一台もありませんでした。
海に入らなくてもピクニックなどに
最高のロケーションですが、車も
人も居ませんでした。
その理由はこのあと
すぐに分かりました。
ザコーストトラックはこの先海に沿って
崖下を歩きますが、がけ崩れが起きて
通れなくなっていました。通行止めは看板を
見て分かっていたし、
回り道も確認してたので
予定通りでした。
ここからは車道を歩いて行きます。
しかしこの道は崖の上まで続く道で、
人が歩く事は想定されていないようでした。
かなり急な坂でこの日一番つらい道でした。
しばらく歩くと道路が
陥没している箇所があり、
なんとこの道は通行止めになっていました。
通行止めなのでビーチには人も
車もいなかったのでした。
通行止めの柵があり、人も通れない
ようになっていましたが、
蓋のない側溝の中を
歩きなんとか通過できました。
その後は緩やかな登り坂に
変わり歩きやすくなりましたが、
ずっと坂道なので疲れました。
迂回路を歩き始めてから
約１時間で次の目的地
バーニング・パームスビーチに
到着しました。
森を抜けて、崖を降りビーチへ向かいます。
途中カラフルで小さな小屋が
いくつか建っています。
近くに行くと立入禁止の
看板がいくつもあり、
しばらく人がいた形跡もないので
少し不気味な雰囲気でした。
このビーチのさらに奥に
今日の目的の1つ、
フィギュアエイトプールがあります。
そこまでは崖と海の狭い隙間を歩きます。
冬の海はいつも荒れていて波も高いです。
私のところまで
波しぶきが何度もやってきて、
足場を濡らされました、
行けるところまで行こうと思いましたが、
ビーチからフィギュアエイトプールの
真ん中辺りまでしか行けませんでした。
ここから先は道が細くなり、
波が崖に直接当たっていたので諦めました。
波が穏やかになる夏の潮が引いている時間に
またチャレンジしようと思います。
ここからは山の中を
歩きゴールへと進むとだけです。
今歩いているところはこれから歩道の整備が
行われ、もっと歩きやすくなります。
今はその材料が道沿いに置いてありました。
木の根や岩の上を歩くのでここまでの疲れと
重なり一気に疲れがきました。さらに周りも
暗くなり携帯の充電も
少なくなってしまいました。
ビーチから山道を歩き始めて1時間半、
バンディーナを出て9時間、
予定よりも時間が
掛かりましたがなんとか
ゴールのオットフォードに到着しました。
だいぶ日が落ちてきて最後の方は
少し焦りましたが、
無事ゴールできて満足です。
冬の海が荒れる時期でも
海は青く透き通っており、
様々な森の景色も楽しめました。
オーストラリアの太陽は
日本よりも日差しが強く
すぐに日焼けしてしまいます。
この日も春の穏やかな
日差しくらいでしたが、
真夏の太陽を浴びたような日焼けを
してしまいました。
オーストラリアの太陽をなめてはいけないと
学びました。
絶景と気持ちいい疲労感を味わえて
久し振りに最高の休日を過ごせました。
おわり
