続き
港の目の前のホテルで一泊し、
いよいよ、今日は日本の最西の島
与那国島に向かいます。
与那国島へは飛行機と
フェリーがあります。
今回はもちろんフェリーを利用します。
フェリーは週2日運航です。
与那国島まで4時間です。
海が荒れやすく、船の揺れも激しく
なります。
なので、船酔いする乗客が多く、
一部では「ゲロ船」と言われています。
揺れは左右だけでなく、上下にも
揺れるので、酔い止めと覚悟が必要です。
なので、私も今日は食べる量を少なめにし、
しっかり睡眠をとり、万全な状態で
臨みます。
石垣港10時出航
湾内を出て、しばらくすると
船は揺れはじめ、そして
左右上下ともみくちゃに
なりそうなほど揺れ始めました。
外はどこまでも続く青く透き通った
美しい海ですが、船内は
吐かまいと、格闘が繰り広げられています。
船内には座敷席やイス席、寝台があり、
4時間の船旅も海が穏やかなら
快適に過ごせます。
そして、前方に島影が見えてきて
だんだんと影が大きくなり、
14時与那国島到着。
激しい揺れを耐え忍んだ足は、
陸に着いた時には生まれたての小鹿の
様にふらふらしてしまいましたが、
すぐに健脚に戻りました。
港の近くに西崎(いりざき)
があり、日本最西端の碑や灯台があります。
この西崎で日本一周は折り返し地点に
到着です。
納沙布岬からここまで
11日掛かりました。
約111キロの距離にあります。
島の固有種の動植物が生息し、
牧場では体が小さくポニーに分類される
「与那国馬」が放牧されています。
また黒潮を泳ぐカジキマグロが釣れる事
でも有名です。
観光と休憩、船の運航との兼ね合い
により5日間与那国島で過ごし、
北海道稚内へ向けて出発します。
石垣行のフェリーは10時発です。
帰りも4時間かけて、荒れる海を航行して
石垣島に帰ってきました。
この後は忘れてはいけない
船便は運航しておらず、
石垣島からは飛行機しか手段がありません。
なので、まずは飛行機で
宮古島へワープします。
到着は夜なので、宮古島のホテルに泊まり
翌日多良間島へ向かいます。
宮古島からはフェリーで2時間5分で
多良間島に到着します。
多良間島はあまり人の手が加わっておらず
フクギ並木などの自然を満喫
する事が出来ます。
綺麗なビーチで海を眺めながら
何もせずぼっーとする事は
簡単ですが、他の人の声や姿が
視界に入ると気になってしまったりして
意外と難しいのですが、沖縄の他の
ビーチと比べて人も少なく静かなので
ぼっーとできます。
翌日、宮古島に戻り観光します。
宮古島はほとんど平な土地で
一番高い横竹山地で114メートルです。
那覇までは飛行機を使います。
その為、2015年に開通した日本一長い橋
伊良部大橋を渡り伊良部島へ向かいます。
全長3.540メートルで無料で渡れる橋として、
日本一の長さです。
右も左も宮古のきれいな海を
堪能できます。
伊良部大橋で下地島へ渡り
元はパイロット訓練の為に作られ、
2019年から一般にも開放されて
誰でも使用できるようになった
下地島空港に向かいます。
2019年にターミナルビルが開業し、
赤い瓦屋根の立派な外装に
内部も木材を使用した落ち着いた雰囲気で、
おしゃれなカフェや
レストラン、売店もあり、
まさに高級リゾートホテルの様な空港です。
ここから那覇空港まで飛行機で
ワープし那覇で一泊します。
続く