続き
シベリア鉄道ロシア号で
モスクワに到着しました。
ここから、最終目的地のロンドンまで
もう少し、鉄道旅を続けます。
シベリア鉄道は、
モスクワ・ヤロスラヴスキー駅
に到着します。次に乗る列車は、地下鉄を
使い約25分の所にある
モスクワ・べラルースキー駅
から出発します。
モスクワの地下鉄の駅は
豪華な装飾が施されており、
まるで宮殿のようです。
これは、ソ連時代に国力を示す為に
造られたと言われています。
スターリンが最高指導者を務めていた時代に
造られた駅が一番豪華な造りをしています。
ヤロスラヴスキー駅の近くにある
コムソモーリスカヤ駅の
天井のモザイク画には、
レーニンが描かれています。
他にも、豪華なシャンデリアや黄色い天井で
装飾されており、まさに宮殿のようです。
次の列車まで時間があるので
じっくり見学できます。
地下鉄を使い、
モスクワ・ベラルースキー駅
に向かいます。
ここから乗る列車は、パリ行き23列車
通称モスクワ・ベルリン・パリ号です。
乗り込むのは一番お得な4人用寝台です。
今回は個室にドアが付いています。
他にもシャワールーム、食堂車があります。
今回も相部屋です。
19時に列車は出発します。
さっそく食堂車で食事をとります。
ロシア号と同じロシア鉄道が
運行しているので、
ロシア料理が楽しめます。
モスクワを出発して一時間もたてば
外の明かりは無くなり、
暗闇の中を走ります。
途中で新車を積んだ
自動車運搬列車とすれ違い
日本では見られない光景に目を奪われます。
翌日には、ベラルーシに入り、
その日のうちにポーランド国境の駅
ブレストに到着します。
駅に着くとベラルーシの出国係員が乗り込み
パスポートを回収します。
そして、乗客を乗せたまま列車は
ゆっくり動き、台車の線路幅を変更します。
この列車はフリーゲージトレインと言って、
線路幅に合わせて左右の車輪の幅を
変える事が出来る列車です。
パスポートを受け取り、出発します。
行列に並ばずに、自分の部屋に
居るだけでいいので楽です。
外が暗くなった頃に
ドイツに入国します。
そして、8時33分パリ東駅に到着です。
続く