続き
モスクワから夜行列車で
パリまでやって来ました。
到着駅はパリ東駅です。
1849年開業のこの駅は、パリから
東に向かう列車が発着します。
巨大なアーチが掛かるホームは
2番線から30番線まであります。
駅舎の東西の端には、
ヴェルダン(東側)と
ストラスブール(西側)の
2都市を表す像が建っています。
他にも様々な彫刻が出迎えてくれます。
次はロンドン行きの列車が発車する
パリ北駅に向かいます。
歩いて約8分です。
パリ北駅も規模の大きな駅で、
ヨーロッパで1番の規模で、
日本を除くと世界で
一番利用客が多い駅です。
1846年に開業し、現在の駅舎は
1865年に完成しました。
ロマネスク様式の駅舎には
沿線の諸都市を象徴した23の女神像が
飾られています。
1975年にはパリの歴史的記念物に
登録されました。
駅はショッピングモールの様に
なっていて
いつも賑わっています。
ここから、ロンドン行きの
ユーロスターに乗ります。
駅では列車に乗る前に
手荷物検査とフランスの出国、
イギリスの入国を済ませます。
ユーロトンネルの開業により、
が近くなりました。
パリとロンドンを約2時間半で結びます。
パリ北駅9時3分発ロンドン10時39分着
飛行機も同じ区間を約1時間10分程で
結んでいます。
町の中心地にやってくる列車の方が便利
かもしれませんが、乗る前の手続きを
考えるとどちらも面倒です。
日本を出発してから
8日21時間59分で、
ロンドンに到着しました。
昔と比べると列車の速度は
速くなっていますが、
1週間と1日掛かってしまいます。
改めて、ユーラシア大陸の
大きさを身を持って知り、
壮大な雪景色、凍えるような寒さ、
初めて触れる言語、
日本で体験できないことだらけの
濃厚な体験ができた旅になりました。
一番安い料金を選択した場合、
総額は11万798円でした。
飛行機で乗り継ぎ便を
使った時より高いですが、
直行便よりも安く行ける事が
分かりました。
シベリア鉄道経由でヨーロッパに行く
選択をするのは、陸路で行きたい方で、
安く行きたい場合は飛行機を乗り継いで
行く方法が正しい選択です。
PS:帰りは日系航空会社の直行便で
帰ります。東京まで11時間40分でした。
終わり