続き
ピーチとネクタリンが
ピッキングのピークを迎え、
週7日で仕事をするようになりました。
休みは取ろうと思えば取れましたが、
お金の為13連勤しました。
疲れはしますが苦ではなく、
嫌でもありませんでした。
ピークが過ぎてワーカーの数も
減ってきました。
この頃に私はピッキングしたフルーツを
トラックに載せて小屋まで運ぶ仕事に
移りました。
畑をトラックの荷台に乗って周り、
フルーツが入った籠を集めました。
どんどん暑くなってきた頃で、風が無ければ
溶けそうな程でした。
そんな気温の中、トラックの荷台で
風を感じながら仕事が出来たのは
ラッキーでした。
トラックの仕事に移って3週間程
たった頃に新しいフルーツに移りました。
ブラッドプラムです。
果汁が血のように黒いです。
とても甘く、完熟していなくても
熟したピーチのように甘かったです。
木の数は多くありませんでしたが、
実が多く大変でした。
この頃まで残っていたのは
私と同じエージェントで同じ家に住んでいる
5人だけになり、
マネージャー達と一緒にマシンに
乗って仕事を続けました。
人数が少なくなったからか
マネージャーが毎日アイスや
手作りお菓子などを差し入れてくれました。
暑い日にはアイスが嬉しく、
さらにこのファームの事が
好きになりました。
私はピッキングとトラックの仕事を
両方していました。
ブラッドプラムは日焼けをすると
商品にならないので、
日焼止めが塗られていました。
手袋をしていましたが、
暑くてすぐ外していたので
手が真っ白になっていました。
約1カ月が経ってクリスマスが近づいた頃、
ファームのボスが頻繁に
来るようになりました。
まだ収穫する実は残っていましたが、
ついに私たちの仕事が終わりました。
これからはマネージャー達だけで
ピッキングをしていくようでした。
最後の日は小屋やマシンの掃除などの
大掃除をしました。
全て終わった後、マネージャーと
ワーカーでドライブをしました。
ファームの敷地に植えてある
レモンの木を巡り、おすそ分けを
貰いました。
週7日の日もあれば週4日の日もあり、
収入も多い時と少ない時がありました。
多くて約$1,300、少なくて約$700でした。
家が田舎なので近くにはスーパーがある
くらいでした。
お金を使おうと思えば、シティーに行ったり
ネットショップを利用できますが、
特に必要なものは無いので貯金できました。
月でだいたい$2,000くらい貯金できました。
屋外での仕事は
気温が40℃近くになる日もあり
きつかったのですが、
自然や空気などを
肌で直接感じる事ができるので、気持ちよく
仕事が出来ました。
マイナスもあるけど
プラスが多くあるので、私は屋外の仕事が
大好きでした。
終わり
