8月12日(山の日の振替休日)に阪九フェリー新門司港発泉大津港行に乗りました。
阪九フェリーについては、こちらでも紹介しています。
阪九フェリーは新門司港から、神戸港と泉大津港を結ぶカーフェリーを毎日運航してい
港へ着いたらまず乗船手続きをします。車は自分で運転して船に載せます。
そのときに、原則運転手だけしか、車に乗れません。同乗者は歩いて乗船します。
しかし許可書を持っていれば、同乗者も車に乗って乗船できます。
船の駐車場から階段を上り客室に移動します。客室は5・6・7階で、その下は車を乗
せる階です。スタンダードシングルの場合は船内の案内所で鍵を受け取る必要がありま
す。鍵は翌朝返却します。まず、自分の部屋に荷物を置きに行きました。
今回はスタンダードシングル(ドライバーズルーム)を予約しました。
部屋の備品は
・ベットと毛布2枚
・テレビ
・ゴミ箱
・スリッパ です。
テレビは壁に設置されていて、寝転がって見れるように下を向いています。
ドアの隣にあります。
テレビのリモコンは枕の近くに付けられていて、テレビのスピーカも一緒に付いていま
す。壁は薄くて隣の部屋のテレビの音がかなり聞こえました。個室だからと言ってテレ
ビの音量を大きくしたら隣に聞こえます。また話し声もはっきり聞こえて、隣の部屋の
電話の声がはっきり聞こえました。
この部屋の空調は制御されており、自分で操作できません。
だいぶ寒かったです。毛布と掛布団が備え付けてあるので、何とか過ごせましたが
これでも寒い方もいると思うので、上着を持っていくといいです。
船内の他の施設についてはこちらで紹介しています。参考までに
荷物を置いて、船内を見学しました。
まず、7デッキにある屋外デッキに行きました。
船の後方にあり、とても広いです。椅子とテーブルや海を向いたイスもありました。
停泊中に船の影ができていました。船の大きさに驚きました。
写真だとわかりにくいですが、実物はデカいです。(笑)
そして、あっという間に出航の時間になりました。
新門司港は一度、バックして港から出ていきます。
いよいよ、12時間半の船旅のスタートです。
まだ、6時なので混む前にレストランに行きました。
自分の好きなものを取って最後に会計をする、方法でした。取り過ぎて高くならないよ
うに我慢して、チキン南蛮定食をつくりました。
値段は980円でした。高いです。船の上だから仕方ないのかなぁと思いました。
レストランは席が余っていたので、8割くらいの混雑率でした。
ちょうど、夕日が沈む時間だったので、デッキへ行きました。
船の真後ろに太陽が沈んでいます。
太陽が沈むまで、時間があったので部屋で少し休む事にしました。
しかし、気づいた時には夕日が沈んでいました。なので沈んだ後の空を見に行きました
が、めちゃくちゃきれいでした。
出航が少し遅れていたようで、船はぶっ飛ばしながら航行していました、そのせいか風
が強くて、後ろに飛ばされそうになりました。まるで瀬戸内海の暴走族。
強風でしたが、気持ちいい海風ときれいな景色で何時間でもデッキで楽しめます。
飛行機雲とのコラボした写真を撮ることができました。まるで「君の名は」のような写
真が撮れました。
そして、あっという間に暗くなり、星が出てきました。
暗くなるとデッキの人はいなくなります。
そろそろ、人が少ないかなと思い、お風呂に行きました。
阪九フェリーは露天風呂もついているので、湯船に浸かりながら夜景が見えるのを楽し
みにしていました。
脱衣所はきれいで、鍵付きのロッカーがありました。
露天風呂には透明のプラスチック製の壁があり、明かりが反射して外の景色はよく見え
ませんでした。壁の隙間から何とか外の景色を見ることができました。
さっぱりして、後は寝るだけですが、深夜に3つの橋の通過があるので、寝れません。
22時55分 来島海峡大橋通過
1時12分 瀬戸大橋通過
4時36分 明石海峡大橋通過
まともな写真が撮れたのは、空が明るくなった頃に通過した明石海峡大橋だけです。
陸の夜景や、朝日と混ざりこれまた最高の景色でした。背の低いニューヨークのようで
した。ちなみに、ニューヨークに行ったことはありません。
この日は、2時頃から流れ星が見える夜だったので、睡眠時間を削り、観察しました。
10個くらい見えて、船の上というのも重なり、人生最高の時間でした。
結局2時間の睡眠で、朝を迎え、朝風呂に行きました。
浴槽に入っていると、海の見える陸の温泉に入っている感じですが、景色が流れていて
不思議な感覚になりました。
そして、朝6時泉大津港に到着です。船は向きを90度変えて、バックで入港しました。
船の駐車場の扉が空き、運転手は車に乗り、船を降りました。
初めての12時間半の船旅でした。船の中で布団をかぶり寝るのも初めてでした。
ホテルに泊まっているのと同じ感覚だけど、外の景色は流れている。最後まで慣れなか
ったです。ただ豪華客船ではなくスタッフの数も限られているので、床のマットがずっ
とずれていたり、脱衣所の床が、ずっとびちょびちょだったりしました。
細かいことろは気になるところがありましたが、そういう船だと割り切れば、快適で
す。船内はきれいでピカピカですし、WIFIもあります。車と一緒に移動できるのが大き
な利点なので、家族やグループなどで乗ると安く移動できるのでお得だと思いました。
実際に関西の大学の部活の遠征で利用したり、九州のクラブチームが関西遠征に行くと
きに使うなどしていました。
船名 ひびき
乗船日時 2019年8月12日(月)
乗船時間 17時30発 6時着 12時間30分
料金 16870円
エコノミーシングルルーム 4m未満乗用車一台 ネット割
泉大津港のバス乗り場です。