2014年公開のアメリカ映画。リサ・ジェノバの同名小説を原作としています。
主演のジュリアン・ムーアは第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞しています。
あらすじは、言語学者のアリス・ハウランドは50歳の誕生日を迎えた。長女の長女のアナとアナの夫チャーリー、医学院生の長男トムが駆け付け、夫のジョンとともに、人生最高の誕生日をむかえる。仕事も順調で唯一の心配は、女優を目指す次女のリディアの将来の事だけ。
ある日、講演会で言葉が急に出てこなくなり、勤めている大学で日課のランニング中に
ルートを忘れてしまう。
アリスは病院で、若年性アルツハイマー病と診断されてしまう。
この病気は遺伝性で、遺伝がみられた場合高い確率で発症する。
この事を家族に伝え、子供たちはそれぞれの意思で検査をおこなった。そして長女のア
ナに遺伝が見つかる。アナは体外受精を行っており、アリスに電話で「検査もできるし、赤ちゃんは大丈夫」と語るが声は震えていた。
その後アリスはだんだん症状が進行していき、大学をクビになってしまう。
病気の恐怖は、いつまでも消えない。
夏の休暇を過ごすため、海辺の避暑地を訪れた。夫のジョンは現実を受け止められずにいた。
アリスは記憶がなくなる前に、未来の自分にビデオメッセージを残した。
アリスのままでいるためのメッセージとは、、
感想
絵に書いたような、完璧な家族。唯一の心配事は次女リディアの将来の事だけ。
きっとひどい暮らしをしているのだと思いましたが、そこまでひどくなく、親元を離れ
夢を追う美人な女性でした。(ほんとに美人ですよ。)なんか、こすればすぐに消える
汚れのようにきれい過ぎるから汚しとくか、程度でした。けどそんなことはストーリー
に関係ないですから、気にしないようにしました。
結局、一番良かったのはリディアでした。ジョンは何も言わず優しくアリスを守る役で
よくできた人だなあと思っていますが、彼以上に、リディアはいつもけんかをしていた
母と共に暮らす事を選びます。嫌っていた母と仲なおり?ともかく映画の中では、仲良
くなっています。そして母の病気を受け止め、あるお話をしますが、これがクライマックスで母を思う子供の気持ちが表れ感動のシーンです。涙が出ちゃう。(私は、なんて行動的な娘なんだ!美人だし。すごい!!と思って感心していました。)
アリスはビデオメッセージで「あなたが質問に答えられなくなったら」と話し、大量の
睡眠剤を飲むよう指示しています。おそらくロヒプノールという薬だと思います。調べ
てみると強力な睡眠薬で、過剰摂取により、死亡者が多く日本では販売中止になってい
ます。つまりアリスは自殺しようとしていたのかもしれません。そんなに追い詰められ
ていましたが、最後にはリディアと仲良く浜辺を歩いています。死なないでほしいです。リディアのためにも。
この映画は、儲けをねらった、わかりやすーいよくある映画でした。
常に、ohhhhh(オーーン)と手で胸を押さえ、目をぱちぱちさせて涙目になるリアクションを取るべきシーンが多くありました。
設定ができすぎていて、怪しいです。
しかし、賞をめちゃくちゃもらっていて、いい評価をされています。需要があります。
このタイプの映画は簡単にヒット作にできると思います。人気俳優をつかって、悲しみ
の縁に落とし、最後に周りの人に助けられハッピーエンドそして大ヒットまで想像でき
ます。正直見ていて、私はつまらないです。パターンが予想できて、他と違いがないか
らです。
最後にいい事言って締めます。
自分の親が同じ状況になったら、自分はどのように行動するのか、自分に何ができるの
かよく考えさせられた素晴らしい映画でした。うん